キミエホワイトプラスはキミエホワイトがリニューアルされて生まれ変わった、第3類医薬品です。テレビCMでご存知の方も多いでしょう。キミエホワイトプラスはアンチエイジングに効果を発揮してくれるか?何が変わったかを検証してみます。
年齢相応に見える理由、それはしみ、そばかすによるところが大きいと思われます。さらに実年齢よりも老けて見えるかも知れません。鏡をのぞいて「これが何とかなったらな」と思われる方も多いかも。キミエホワイトはしみそばかすに飲んで効く第3類医薬品として長く親しまれてきました。
今回、さらに成分が変わって効果がプラスされました。また、以前は服用するのにわずらわしいところが欠点でしたがリニューアルによってすこし改善がされています。製薬会社の社員さんが自分の母に飲ませたい、そんな想いで開発されたお薬です。想いについてはCMで詳しく説明されていますのでご存知の方も多いと思われます。
結論から行きます。
いままでキミエホワイトに悪いイメージを持っていた方は認識を変えた方がよろしいかと。
詳しいところを紹介していきます。
キミエホワイトもキミエホワイトプラスも第3類医薬品。この薬が何に効くかはっきりと公開されています。
効能・効果 | キミエホワイト | キミエホワイト プラス |
---|---|---|
しみ | ○ | ○ |
そばかす | ○ | ○ |
日やけ | ○ | ○ |
かぶれ | ○ | ○ |
歯茎からの出血予防 | ○ | |
鼻出血予防 | ○ | |
にきび | ○ | |
湿疹 | ○ | |
じんましん | ○ | |
くすりまけ | ○ | |
全身倦怠 | ○ | |
二日酔い | ○ |
この表の見方です。
上段は共通する効能。
中段はキミエホワイトプラスで廃止された効能。
下段はキミエホワイトプラスに新しく加わった効能と見てください。
しみとそばかすは変わっていないように見えますが、キミエホワイトの「しみ・そばかすの緩和」から「しみ・そばかすに飲んで効く」にパワーアップしています。
しろうと考えとしては新しくなって効能が増えるのが当然、減るなんておかしく思えるのですが。でも歯茎からの出血予防・鼻出血予防を期待してキミエホワイトを飲む人っているのでしょうか。成分のニコチン酸アミドが廃止されたためと思われますが正直いらない効用だったと思います。
新しい効果としてはにきび・湿疹・じんましん・くすりまけがあります。キミエホワイトを飲もうと思われる方はシミそばかすを改善したい方ですが問題はそこだけではないかもしれません。皮膚全体のお悩みを改善するようにパワーアップされています。これひとつでお肌の状態を改善できるように改良されたと読めます。出血の予防よりありがたい、効能・効果が追加されたと考えます。
「全身倦怠」もプラスされています。お肌の改善とは関連がありませんが全身倦怠の改善は良いのではないでしょうか。皮膚状態以外にまったく問題のない人は少ないと思います。なんとなく体のだるいところが改善されるとうれしいのでは?
実は成分にある、L-システインは二日酔いに効くのです。お肌への効果に加えて作用するのです。二日酔いに効能を持つ皮膚の薬はキミエホワイトプラスの他にはハイチオールCだけです。私の知る限り。
でもL-システインを含んだ薬はその二つだけではありません。その他のお薬はなぜ二日酔の事を効能にうたわないのか。多分重要だと思われていないからでしょう。お肌とは関係ないと。開発コストを下げるために省略したのだと思われます。でもハイチオールCの口コミで、二日酔への効果に価値を見つける人をたくさん見ました。
キミエホワイトは15歳以上で2錠を1日3回でした。キミエホワイトプラスになって1回が1錠になりました。また糖衣錠からフィルムコーディングに変わりました。
これは地味な改良だと思います。メリットとしては持ち運びが良くなった所、ビンも小柄になっています。糖分摂取を気にされる方には糖衣錠からフィルムコーディングになったのは良いかも。微妙ですが。
残念なのは1日3回が変わらなかったところ。リニューアルで2回になったお薬が多いのですが。飲み忘れを防ぐために効果があります。食後の服用ですが昼食は出先で、朝夕はご自宅の方が多いと思われます。お昼は持っていくのを忘れたり刺激が強くて飲み忘れたりしがちです。効果を発揮させるためには正しく服用する必要がありますので。
キミエホワイトとキミエホワイトプラスの成分量を比較して表にしてみました。
パントテン酸
カルシウム-24mg皮膚を正常に保つ
成分 | キミエ ホワイト |
プラス | 効能 |
---|---|---|---|
L-システイン | 160mg | 240mg | 代謝をスムーズにし、湿疹・じんましん・にきび・薬疹に効く |
アスコルビン酸 (ビタミンC) |
500mg | 500mg | メラニン色素を抑えシミ・そばかすに作用する |
リボフラビン (ビタミンB2) |
30mg | - | 皮膚の健康を保つ |
ニコチン酸アミド | 60mg | - | 皮膚を正常に保ち、血行・皮膚炎・湿疹・口内炎を改善 |
L-システインが増量されています。これによって湿疹・じんましん・にきび・薬疹が効能に追加されたものと思われます。お薬として効き目の強化が期待できます。と言うよりも他のしみ・そばかすのお薬は240mgが多く、リニューアル前は不足していたと考えたほうがよろしいかと。
アスコルビン酸は変わらず。ここはキープされています。
ところが皮膚を正常化するリボフラビンとニコチン酸アミドはパントテン酸カルシウムに置き換わっています。良くなったのか悪くなったのかはなんとも言えないところです。最終的には飲む人の体質によります。
気になるお値段ですが据え置きです。初回は1,900円(税抜)。2箱目以降は4,200円です。送料は700円で5,000円以上で送料無料です。以前はまとめ買いができたのですが今回は復活しませんでした。
まだリニューアルされて日が浅いので参考になりそうな情報はありませんでした。でも旧パッケージの悪評がたくさん。CMの逆効果か、中傷とも言えるような過去の書き込みが。中には根拠が怪しいものまで色々。
今回のリニューアルで評判が一新されることを祈りたいです。
ではどんな人にキミエホワイトプラスがお勧めでしょうか。
飲んですぐに効くお薬ではありません。キミエホワイトプラスの公式サイトを見ますと、42日+ご自身の年齢が効き始める目安と書かれています。30歳なら72日、40歳なら82日。これに個人差が加わりますから3ヶ月=3箱になります。この期間をどう考えますか?お悩みが解決できる状態を楽しみに待てる方。そんな方に向くと思われます。
また、第3類医薬品。用法・用量を守る必要があります。あせったりせずにしっかり飲める方。飲み忘れることもあるでしょう。でも3ヶ月間。その期間にしっかりとお肌の状態が改善される時を目標に飲み忘れをがんばって避けましょう。
お勧めの方の逆になります。早々に結果を求める方。お気持ちはわかります。一刻も早く、お悩みを改善したいのはわかります。ですが体の内側から効果を発揮するためのお薬は穏やかに作用するようにできています。他の第3類医薬品のどれも同様の期間が必要です。
またお薬の作用のみに頼る方。お肌に悪いことをしていませんか?キミエホワイトプラスさえ飲んでいればなんとでもなるわけではありません。お薬って自然治癒力をサポートしてくれるものと考えます。お肌を正常化するだけの力が備わっていて効果を発揮するものと考えます。最低限の自制は必要です。健康的なお肌は健康体でないと実現できませんから。
しっかり飲んでいる。服用期間も十分。不健康な状態でもない。でも効かない・・・。お悩みの所って本当にしみ・そばかすなんでしょうか。顔のある範囲が変色する物に肝斑(かんぱん)と言う症状があります。肝斑はしみと区別が付かない時もありますが全く違う物です。この肝斑の方。キミエホワイトプラスに限らず、L-システインとビタミンCを主成分とした薬で改善できません。肝斑のための内服薬は
トランシーノII しかありません。トランシーノIIと肝班について キミエホワイトプラスが効かない時は肝斑の可能性を疑うべきかも。
成分が変わって強力になっています。1回の服用量が1錠になったのも便利です。糖衣錠からフィルムコーディングに変わったところはうれしい方がきっといるだろうと思います。これらの改善にかかわらず、お値段が変わっていないところもすばらしい。
残念な所は服用回数。1日3回は他のお薬に一歩負けています。その分、飲み忘れがないようにがんばらないといけません。
旧キミエホワイトで不満があった方はもう一度キミエを試してみる価値はあると思われます。キミエホワイトプラスを始めて飲んでみようと思われた方は正解に一歩近付いたお薬として検討されてはいかがでしょうか。
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